11/17に第3回講座「糊糸目と色挿し」が開催されました。
今回の講師は那須校長と染匠の熊谷雅夫さんに加え、場所を糊置き職人の仕事場に移動し、実際の仕事と一部の方に糊置きの体験もさせてもらい、友禅染めの加工を深く学びました。室町京正がモノづくりにおいて一番大切にしているのがベースとなる地色。世界一面積の広い衣装と言われる着物だからこそ、地色は全体の美しさや品格を感じさせる最も重要な要素であると捉えています。だからこそ、そこに表現する柄の糸目糊の材質や色挿し表現、職人の技術と表現力までを最大限に生かすことができるのです。
室町アカデミアは単なる工場見学のような学びではなく、1つ1つの着物がどのような意図で表現されていて、そのためにどんな技術が生かされているのか?という「きもの本来の美しさや魅力を感じとるための感覚」を養うことを目的としています。今回の講座はまさにそれを学ぶ事が出来た講座でした。
次回の講座は12/8(土)「美しい装いとは?」という単なる着付け方ではなく、美しく纏い、装うということはどういうことなのか?を学んでいきます。お楽しみに。
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