info1554852020年7月7日1 分粋紗朝霧のように爽やかな雰囲気を、シケ暈しで表現した「粋紗」の小紋です。粋紗とは繭の玉糸を経糸にして薄く織り上げたもので、独特の透明感とシャリ感があります。27デニールの経糸約900本で織ると、こんな透け具合。蝉の羽のごとく、天女の羽衣のごとく、ふわりと。#京...
info1554852020年5月20日1 分ピスタチオカラーピスタチオ色の附下が作りたくなり、ジェラート屋を回り研究しました。少し開いた扇はあえて斜めに配置。扇にはそれぞれ吉祥紋様が細かく描かれています。自分が主役ではないお祝いの席などに。控えめながら細部にまで美が宿る自慢の一枚です。#京正 #室町京正 #室...
info1554852020年4月21日1 分美しいものをこういうときだからこそ、これぞ美というものを。生地そのものが光を放つような「京繍」の附下です。刺繍の作品はとかくボリュームを強調しがちですが、これは出ず控えすぎずの究極の表現。生地が映えるように、糸が映えるようにとの組み合わせで完成しました。#室町京正の二十四節気 #京繍...
info1554852020年4月6日1 分病魔退散古来から人々は厄除けを文様に託してきました。これはその代表で鱗文様です。厄が鱗のようにぽろりと落ちますように。左の帯はヴェネツィアガラスの細工のように金箔に銀の点を入れました。右は附下です。友禅屋にできることは人々の心の平安を願うこと。病魔退散!#室町京正 #室町京正の二...
info1554852020年4月2日1 分夏の染め名古屋帯薄いアイボリー地に爽やかな雰囲気の絽の名古屋帯は、中心の菱形には金銀が施されていて、洋服で言えばカジュアルより上の「きれいめ」。単衣や夏物に合わせて、おでかけや茶席に。
info1554852020年3月2日1 分京正二四節気墨色の塩瀬に摺り金加工で「入り子菱」を描いた染め名古屋帯です。凛々しい雰囲気のモノトーンコーデにして、大人の雛祭りにも。 摺り金とは金の粒子を刷毛につけて布に摺り込む技法で、金や銀の調合を変えながら、濃淡をつけて立体的に表現する加工です。 #室町京正 #染め名古屋...
info1554852020年2月22日1 分京正二四節気愛らしく優しげなピンクの地に、金と疋田で表現した八つ橋を描いた本格派振袖です。背景には笹と橘を。大勢集まる振袖の中でも、品の良さで目立つことでしょう。
info1554852020年2月7日1 分京正二四節気立春 寒風に白く立つ波ながらも、地色にはほのかに感じる春の訪れ。表に響かぬよう、凝った暈しの裾廻しを合わせています。手技の妙が随所に見える一枚に「涛声(とうせい)」と名付けました。#室町京正 #室町京正の二十四節気 #糊糸目京友禅 #訪問着
室町アカデミア2020年1月15日1 分振袖お祝い事に相応しい流水疋田の振袖です。文箱や六角箱などの由緒正しいお道具は、親の愛情が籠もった、いわば御守。帯や小物で雰囲気が変わるので、長く愛される一枚です。#室町京正 #振袖 #京友禅
info1554852019年11月21日1 分個展 京正友禅ひいながた御案内 京正友禅ひいながた 朔風に舞う葉の行き先すらも 南座の顔見世かと賑わうこの季節 個展を開催いたします 研鑽を重ねた京友禅と帯をご覧ください 場所 丸池藤井ビル3階 中京区室町通り蛸薬師角 とき 11月30日(...
info1554852019年10月8日1 分訪問着紫紺の地に松の潔さが自慢の訪問着。勢いある枝の流れには下絵職人の、繊細な枝葉には糊糸目職人の、それぞれの熟練した技が必要です。 佳き日にまとう人を力づける会心の一枚です。#室町京正 #きもの #京友禅
info1554852019年9月10日1 分ビビットに9月の誕生石「ラピスラズリ」をイメージした附下です。鮮やかな瑠璃色の地色に、細く描かれた雪輪の縁にパステルの彩色をして、内側に金箔の菱で流水を表現してあります。
info1554852019年2月23日1 分あの先生のお誂え順調です友禅の工程のひとつ「糊糸目」。ゴム糊に対して、これは真糊と呼ばれているもの。強弱をつけて、波の勢いを大切にしながら毛筆で絵を描くように糊を置くのです。糊がしっかりと生地に喰いついている状態ですので、この後の工程にもきちんと耐えてくれるでしょう。一流の職人による最高の手仕事...